
声優を目指す方から、よくこんな相談を受けます。
「どんな講師に教わるのが正解なんでしょうか」
「ボイトレだけ出来ればいいんでしょうか」
実はこの問いに、業界の中に長くいる人ほど、共通した答えを持っています。
先日、経営コンサルタントの羽田さんとのご縁で、キャットミュージックカレッジ代表の井原さんとお会いする機会がありました。
井原さんは、キャットミュージックカレッジの所在地である吹田市を中心に、数十年にわたって教育とエンタメの現場に携わってこられた経営者の方です。
江坂公園で毎年開催されているライブイベントの主催もされており、地域と表現者を長くつないできた実績があります。

そのお話の中で、強く印象に残った言葉がありました。
声優スクールの講師は、
「ボイストレーニング」
「演技指導」
「セルフプロモーション戦略」
この三つをすべて担えるのが本来なら理想である、という考え方です。
この言葉を聞いたとき、正直なところ、わたしは大きく頷いていました。
なぜなら、声優志望者が途中でつまずく原因の多くは、技術不足ではなく「全体像が見えていないこと」だからです。
声が出る。
演技もある程度出来る。
それでも仕事に繋がらない人はたくさんいます。
理由はシンプルで、
自分をどう売るか
どこに応募するか
何を優先して鍛えるべきか
この視点を教えてもらえないまま、時間だけが過ぎてしまうからです。
現場を知っている人ほど、講師には技術だけでなく、進み方そのものを示す役割が求められることを理解しています。
井原さんのお話は、まさにその本質を突いていました。
今回、この考え方に深く共感してくださり、写真の使用と掲載についても快く許可をいただきました。
教育に対する姿勢や価値観を広く共有しても問題ないと判断してくださったこと自体が、とてもありがたいことだと感じています。

※左の方が広告業の羽田さん。右の方が井原顧問です。
そしてこのお話は、現在わたしが運営している声優演技ボイトレ教室メイクリの方針とも重なっています。
メイクリではボイトレや演技だけでなく、オーディションの考え方や業界構造、今何を優先すべきかまで含めて整理することを大切にしています。
声優を目指すうえで、
「何を教わるか」以上に
「誰から、どんな視点で教わるか」
これは本当に重要です。
今回の出会いは、そのことを改めて確認するきっかけになりました。




