女声レッスンでカリキュラムが合わない理由

オンライン特化型の声優スクール・メイクリでは、 女声を学びたい人から「スクールのカリキュラムに沿って進んでいるが、何か合わない感じがする」という相談を受けることがあります。

内容が悪いわけではない。 講師も丁寧に教えてくれている。 それでも自分が必要としているものとズレている気がする。

こうした感覚を持ちながらも、 どこがズレているのかが言語化できないまま続けている人がいます。

女声レッスンでカリキュラムが合わないと感じる理由は、 カリキュラムの質の問題ではありません。 カリキュラムという形式そのものが、 女声の習得という目的と構造的に合っていない理由があります。

このページでは、 女声レッスンでカリキュラムが合わない理由を見ていきます。

カリキュラムは多くの人に共通する内容を前提としている

カリキュラムとは、 多くの受講生に共通する内容を同じ順番で提供するための仕組みです。

声優スクールであれば発声、滑舌、演技、ナレーション。 音楽スクールであれば音程、リズム、発声、表現。

こうした内容は声優を目指す人や歌を上手くなりたい人に対して、 共通して必要になる土台として組まれています。

女声を習得したいという目的は、 この前提の外に置かれています。

カリキュラムが想定している受講生像と、 女声を学びたい人の目的が一致していない。 この時点で、カリキュラムに沿って進むことが目的に向かう道にならないことがあります。

声優の発声練習が女声の感覚と干渉する

声優スクールのカリキュラムに含まれる発声練習は、 声優としての声を作ることを目的としています。

腹式呼吸を鍛える。 共鳴を強くする。 声量を上げる。 滑舌を整える。

これらの練習は声優として必要な声の状態に近づけるためのものです。

ですが女声の習得においては、 この方向の練習が逆に作用することがあります。

声優としての発声で鍛えられる共鳴の位置や声の出し方の方向が、 女声として成立するための状態と一致しない部分があるからです。

声優の発声を練習するほど、 女声として成立するために必要な感覚が遠ざかる。 こうした状態がカリキュラムに沿って進む中で起きることがあります。

せっかく掴みかけた女声の感覚が、 発声練習によって崩れるというケースは少なくありません。

順番通りに進むことが今必要なことを後回しにする

カリキュラムは順番通りに進むことを前提としています。

ステップ1が終わったらステップ2へ。 基礎が固まったら応用へ。

この順番はカリキュラムを作った側が想定している受講生像に合わせて組まれています。

女声を学びたい人が今最も必要としていることは、 カリキュラムの最初のステップとは限りません。

声の状態によっては、 発声の基礎よりも先に確認すべきことがある場合があります。 カリキュラムの後半に含まれている内容が、 今すぐ必要なことである場合もあります。

カリキュラムの順番に縛られることで、 今この人に必要な内容が後回しになり続ける状態が生まれます。

順番通りに進みながら、 自分が必要としているものに近づかない感覚が積み重なると、 レッスンを続けることへの意欲が下がっていきます。

不要な内容に時間と費用を使い続けることになる

カリキュラムに沿って進む場合、 自分にとって必要のない内容もカリキュラムの一部として含まれています。

声優スクールの演技レッスン。 音楽スクールの音程練習。 滑舌の矯正。

女声を学びたい人にとって、 こうした内容は目的と直接関係しないことがあります。

ですがカリキュラムに組まれている以上、 その内容に費やす時間と費用が発生します。

必要のない内容にかけた時間とお金が積み重なる中で、 「自分が本当に必要としているものに近づいているのか」という疑問が生まれます。

この疑問が解消されないまま続けると、 費用と時間に対する手応えの乏しさが、 レッスンをやめる判断につながることがあります。

全員に同じ内容を提供する形が個人差に対応できない

カリキュラムに沿ったレッスンでは、 全員に同じ内容を同じ順番で提供します。

女声の習得は個人差が極端に大きい分野です。

声帯の状態、声域の幅、息の使い方の癖、響きの場所。 こうした要素は一人ひとり異なり、 同じ説明が通じる人と通じない人の差が広くなります。

カリキュラムに沿った内容が自分の状態に当てはまるかどうかは、 受講生自身には判断できません。

全体向けの説明を受け取りながら、 自分に合っているのかどうかが分からないまま進んでいく。 こうした状態では練習の方向が正しいのかどうかを確かめる手段がありません。

個人差が大きい分野であるほど、 カリキュラムという形式は機能しにくくなります。

カリキュラムの外に出ることが構造的に難しい

スクールのカリキュラムは全体の流れとして組まれています。

一人の受講生だけカリキュラムの外に出て、 別の内容を進めるという形は取りにくい構造になっています。

講師もカリキュラムに沿った指導を前提として動いています。 カリキュラム外の内容に対応できるかどうかは、 講師の専門性とスクールの方針によって異なります。

「女声だけを集中的に練習したい」と伝えても、 カリキュラムの外に出ることを受け入れてもらえない場合があります。 あるいはカリキュラム外の内容には対応できないという状況もあります。

カリキュラムという形式の中にいる限り、 必要な内容だけに集中するという選択肢が取りにくくなります。

女声に必要な内容だけに集中できない環境が習得を遅らせる

カリキュラムに縛られた環境では、 女声の習得に必要な内容だけに集中することができません。

不要な内容が混ざる。 発声練習が女声の感覚と干渉する。 必要なことが後回しになる。 個人の状態に合わせた対応が受けられない。

こうした状態が重なると、 同じ時間を使っても女声の習得に向けて進んでいる時間が少なくなります。

遠回りをしているという感覚が積み重なることで、 「このやり方では無理なのかもしれない」という判断が生まれやすくなります。

カリキュラムがある場所が悪いのではなく、 カリキュラムという形式が女声の習得という目的と噛み合わない構造になっているという点が問題の根本です。

カリキュラムが合わない理由は形式と目的のズレにある

ここまで見てきた内容に共通しているのは、 カリキュラムが合わない理由がカリキュラムの内容の質の問題ではなく、 カリキュラムという形式そのものが女声習得という目的と構造的に合っていないという点です。

多くの人に共通する内容を同じ順番で提供する形は、 個人差が大きく目的が特定の方向に絞られている女声習得には機能しにくい。

女声を学びたい人が女声に必要な内容だけに集中できる環境。 その人の状態に合わせて今必要なことから進められる形。 不要な内容を混ぜずに進められる構造。

こうした条件が揃っていない場所では、 カリキュラムが目的の達成を遠ざける要因になります。

女声を教えられる場所が少ない構造的な背景については、 女声を教えてくれる声優スクールが存在しない理由で扱っています。


 

メイクリは、
通学型や多人数で行うレッスンを前提としていません。
オンライン特化で、一人ずつの目標に向き合う形を取っている、
少し変わった声優スクールです。

どうすれば声優になれるのか……。
どうやれば理想の声が手に入るのか……。

そうした望みに対して、
安易に抽象的なアドバイスで終わらせることはしません。
生徒さん一人ひとりの望みを【最終目標】とし、
現実的な方法でアプローチします。


 

レッスン料金について

月2回×90分:月10000円
月3回×90分:月15000円
月4回×90分:月20000円

1コマ・じっくり1時間半
完全マンツーマンレッスン
全国対応(オンライン特化型)

入会金、教材費などは一切かかりません
コース内容や回数も自由選択式です

※入会のお申込みやレッスンのご予約は公式LINEから

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