オンライン特化型の声優スクール「メイクリ」では 大手マンツーマンスクールを退会した方から 「結局2ヶ月で辞めてしまいました」という話を聞くことがあります。
シアーミュージック、ナユタス、MYUをはじめとする大手マンツーマンスクールでは 早期退会が珍しくない状況にあります。 入会後2ヶ月前後で退会するケースが一定数存在します。
早期退会は偶然の結果として起きているわけではありません。 早期退会する人には共通したパターンがあります。
このページでは 大手マンツーマンを早期退会する人に共通していることを見ていきます。
体験レッスンの印象と入会後の実態がズレていた
大手マンツーマンを早期退会する人に共通している最初のことは 体験レッスンの印象と入会後の実態がズレていたことです。
体験レッスンで「この環境で学べる」という印象を持って入会した場合 入会後のレッスンがその印象と異なると 「思っていたものと違う」という感覚が生まれます。
体験を担当した講師が入会後も担当するとは限りません。 体験レッスンの30分で体験できるのはスクールの雰囲気であり 声優レッスンとして本来必要な工程が体験できているわけではありません。
この認識のズレが入会後に顕在化します。
体験レッスンで感じた期待と 入会後のレッスンの実態の差が大きいほど 早期退会に向かうタイミングが早くなります。
早期退会する人の多くは 入会前の情報が不十分だったために 期待と実態のズレを入会後に初めて経験しています。
担当講師が固定されずに混乱した
大手マンツーマンを早期退会する人に共通している2つ目のことは 担当講師が固定されずに混乱したことです。
大手マンツーマンスクールの多くは 講師を毎回自由に選べるシステムを採用しています。
入会後に毎回異なる講師が担当することで 指摘の方向が変わり続ける状況が生まれます。
前回の講師が良いと言っていた発声を 今回の講師が修正するように言う。 どの方向に修正すれば良いかが分からなくなる。
この混乱が続くと レッスンへの信頼が失われます。 何のために月謝を払っているかが分からなくなる感覚が生まれます。
担当が固定されないことで生まれる混乱は 早期退会を決断するトリガーになりやすいです。
入会後2ヶ月という早い段階での退会は このパターンで起きていることが多くあります。
成長の手応えが全く得られなかった
大手マンツーマンを早期退会する人に共通している3つ目のことは 成長の手応えが全く得られなかったことです。
月謝を2〜3回払い続けても 声優として成長しているという実感が得られない場合 続ける動機が失われやすくなります。
成長の手応えが生まれるためには 前回からの変化を継続的に確認できる環境が必要です。 課題が特定されてアプローチして変化を確認するという工程が 毎回完結していることが必要です。
大手マンツーマンスクールの構造では これらの条件が満たされにくい状態があります。
担当が変わり続けるため前回からの変化が確認されません。 レッスン時間が短いため工程が省略されやすいです。 収録環境を前提にしていないため声優としての変化が見えにくい状態です。
成長の手応えが得られないまま費用だけが積み重なると 早期退会の判断につながりやすくなります。
シアーミュージックの月2回コースで月額11,000円 3ヶ月で33,000円払っても成長の実感がない場合 退会を考え始めるタイミングとして自然な流れです。
声優レッスンとして機能していないと気づいた
大手マンツーマンを早期退会する人に共通している4つ目のことは 受けているレッスンが声優レッスンとして機能していないと気づいたことです。
入会後のレッスンを受け続けるうちに 担当する講師が声優指導として機能しているかどうかへの疑問が生まれる場合があります。
フィードバックがボーカルやボイトレとしての観点が中心になっている。 台本の読み方や収録環境での発声という声優特有の課題への対応がない。 マイクを前提にした練習が積み重なっていない。
これらに気づいたとき このスクールで声優として成立するための技術が積み上がるかどうかへの 疑問が明確になります。
この気づきが早期退会の判断につながります。
声優レッスンとして機能していないと気づいた時点での退会は 早ければ早いほど 無駄に積み重なる時間と費用のコストを抑えられます。
退会後に感じる後悔の内容
大手マンツーマンを早期退会した後に 感じる後悔の内容にも共通したパターンがあります。
入会前にもっと確認しておけばよかったという後悔が最も多いです。 体験レッスンだけを判断材料にしたことへの後悔です。 担当講師が固定されるかどうかを確認しなかったことへの後悔です。
次に払い続けた費用への後悔があります。 声優レッスンとして機能していない環境に払い続けた費用は戻りません。 もっと早く退会していれば費用を抑えられたという後悔です。
ただし後悔は 次の判断を改善するための情報として使えます。
早期退会した経験から 声優レッスンとして成立するために必要な条件が何かを 具体的に理解することができます。
この理解を次のスクール選びに活かすことで 同じパターンを繰り返す可能性を下げることができます。
早期退会を防ぐために入会前に確認すべきこと
大手マンツーマンを早期退会する人に共通したパターンを見てきた上で 早期退会を防ぐために入会前に確認すべきことを整理します。
担当講師が固定されるかどうか。 声優指導として機能する経験を持つ講師が担当するかどうか。 レッスン時間が声優レッスンの工程を完結させるのに十分かどうか。 収録環境を前提にした設計になっているかどうか。 入会後のレッスンの実態を体験レッスン以外の情報で確認できるかどうか。
これらを体験レッスンの外で確認することが 入会後の期待と実態のズレを防ぐための判断材料になります。
体験レッスンの30分という時間設計では これらの条件を完全に確認することは難しい状態があります。 スクールの公式情報や運営方針から確認することが 判断の精度を上げる方法になります。
早期退会に至る共通パターンと 声優レッスンとして成立するための条件については マンツーマンの声優レッスンが成立する条件で扱っています。


