オンライン特化型の声優スクール「メイクリ」では 大手マンツーマンスクールに通っている方から 「もう2年通っているのに声優として何も変わっていない気がします」 という相談を受けることがあります。
2年という期間は声優としての技術を積み上げるのに 十分な時間です。 それにもかかわらず手応えが得られない場合 何かが機能していないという認識が生まれます。
2年通っても手応えがない状態は 本人の努力や才能の問題だけで説明できない場合があります。 環境の設計に問題がある場合 どれだけ通い続けても手応えが生まれにくい構造が続きます。
このページでは 大手マンツーマンに2年通っても手応えがない場合に 考えるべきことを見ていきます。
2年間で何が積み上がったかを確認する
大手マンツーマンに2年通っても手応えがない場合にまず考えることは 2年間で何が積み上がったかを確認することです。
2年間で積み上がったものを確認するためには 入会当初と現在の状態を比較する基準が必要です。
担当が変わり続ける環境では 入会当初からの変化を継続的に確認してきた記録が残っていないことがあります。
確認すべきことは以下です。
発声の問題が2年前と比較して変わっているかどうか。 滑舌の問題が改善されているかどうか。 マイクを通した収録として機能する声が出せるようになっているかどうか。 台本を読みながら感情を処理できるようになっているかどうか。
これらを2年前と比較したとき 変化が実感できない場合 何が積み上がっているかを問い直す必要があります。
声優として評価される基準に照らして 何が変わったかを確認することが 2年間の積み上げの方向が合っていたかどうかの判断材料になります。
積み上げの方向が声優の評価基準に向いていたかを確認する
2年通っても手応えがない場合に考える2つ目のことは 積み上げの方向が声優の評価基準に向いていたかどうかを確認することです。
大手マンツーマンスクールでの練習は 教室という広い空間での発声練習が中心になります。
2年間この環境で練習を続けると 教室での発声に最適化した技術が積み上がります。
ですが声優として評価されるのはマイクを通した収録音声です。 教室での発声に最適化した技術が 収録環境でそのまま機能するかどうかは別の問題です。
2年間払い続けた月謝と時間が 声優の評価基準に向かない方向に積み重なっていた可能性を 確認する必要があります。
シアーミュージックの月2回コースで月額11,000円 2年間で264,000円の費用が積み重なります。 ナユタスでは2年間で388,800円です。
この費用が声優として成立するための投資として 機能していたかどうかを問い直す必要があります。
担当講師との継続した関係が成立していたかを確認する
2年通っても手応えがない場合に考える3つ目のことは 担当講師との継続した関係が成立していたかどうかを確認することです。
声優として成立するための技術の積み上げは 同じ講師が継続して個別の課題に向き合い続けることで機能します。
2年間で担当した講師が何人いたかを振り返ることで 課題の蓄積が成立していたかどうかの判断材料になります。
担当が頻繁に変わっていた場合 課題の引き継ぎが成立していない環境で通い続けていたことになります。
同じ問題を何度も指摘されていた記憶がある場合 担当の変化によって前回の改善が引き継がれなかった可能性があります。
2年間で担当した講師の人数が多いほど 課題が蓄積されずに積み重ねの方向が定まらないまま 時間が過ぎていた可能性があります。
このまま続けることと環境を変えることの差を考える
2年通っても手応えがない場合に考える4つ目のことは このまま続けることと環境を変えることの差を考えることです。
2年間手応えが得られない環境に さらに通い続けることで状況が変わるかどうかを判断する必要があります。
担当が固定されない構造が変わらない場合 さらに通い続けても同じ問題が継続します。
収録環境を前提にしない練習環境が変わらない場合 声優の評価基準に向かない積み上げが続きます。
声優指導として機能しない講師が担当する状況が変わらない場合 評価基準とズレたフィードバックが積み重なります。
これらの構造的な問題が現在のスクールで改善できない場合 同じ環境に通い続けることで状況が変わる可能性は低くなります。
環境を変えることで 声優として成立するための条件が整った状態での積み上げが始まります。 2年間の経験を土台にした上で 正しい方向への積み直しが進みやすくなります。
2年間の経験が次の判断に使える情報になる
2年通っても手応えがない場合に考える5つ目のことは 2年間の経験が次の判断に使える情報になるということです。
2年間大手マンツーマンスクールに通い続けた経験から 声優レッスンとして機能しない環境の特徴を 具体的に理解することができます。
担当が変わり続けることの問題。 収録環境を前提にしない練習の限界。 レッスン時間が短いことで工程が省略される問題。 声優指導として機能しない講師のフィードバックの傾向。
これらを実際に経験したことで 次に選ぶ環境に必要な条件を具体的に判断できる状態になっています。
2年間の経験を無駄にしないためには その経験から得た情報を次の選択に活かすことが必要です。
手応えがないまま同じ環境に通い続けることより 経験から得た判断基準をもとに環境を選び直すことが 声優として成立するための積み上げを再開する方法になります。
2年間手応えが得られなかった構造と 声優レッスンとして成立するための条件については マンツーマンの声優レッスンが成立する条件で扱っています。

