オンライン特化型の声優スクール『メイクリ』では、男の娘に関する相談を日常的に受けています。その中には、男の娘になりたいという気持ちをどう扱えばいいかが分からないまま、気持ちだけが空回りしているという方がいます。
「男の娘になりたい」という気持ちが生まれたとき、その気持ちをどう扱うかは人によって異なります。気持ちを抑えようとする人がいます。気持ちに突き動かされて衝動的に行動する人がいます。気持ちを持ちながらも何もできないまま時間が経つ人がいます。気持ちの扱い方によって、その後の取り組みの方向性が変わります。
気持ちを持つことと、その気持ちに基づいて成立に向けた取り組みを進めることは、別の話です。気持ちがあるだけでは成立しません。しかし、気持ちをどう扱うかが、取り組みの質と継続に影響します。本記事では、男の娘になりたいという気持ちをどう扱うべきかについて、特定の答えに寄らず、気持ちと取り組みの関係という視点から掘り下げていきます。
気持ちを抑えることの問題
「男の娘になりたい」という気持ちを抑えようとする方がいます。周囲に理解されないかもしれない。自分がこういう気持ちを持っていることへの戸惑い。こうした理由から、気持ちをなかったことにしようとします。
気持ちを抑えようとすることは、多くの場合うまくいきません。抑えようとするほど、気持ちへの注意が向きます。関連する情報が目に入るたびに気持ちが戻ってきます。「こんな気持ちを持つべきではない」という自己批判が加わることで、気持ち自体への対処にエネルギーが使われます。取り組みではなく、気持ちの管理に消耗する状態が続きます。
気持ちを抑えることへのエネルギーが、成立に向けた取り組みへ向かわない状態が長く続くと、気持ちだけが残り、取り組みが進まないという矛盾した状況が続きます。気持ちをなかったことにしようとすることより、気持ちをどう取り組みに変えるかを考えることが、状況を変える方向に働きます。
気持ちに突き動かされて衝動的に行動することの問題
気持ちが強いとき、衝動的に行動に移す場合があります。情報を集めずに取り組みを始める。成立条件を把握せずに練習を始める。評価を確認せずに活動を広げる。気持ちに突き動かされた行動は、方向性が定まっていない状態での行動になりやすい。
方向性が定まっていない状態での取り組みは、成果が見えにくくなります。気持ちが強いほど、成果が得られないときの落差が大きくなります。「こんなに気持ちがあるのにうまくいかない」という状態が続くと、気持ちそのものへの疑問が生まれます。「本当に向いていないのかもしれない」という結論に至る場合があります。
衝動的な行動が悪いということではありません。ただし、気持ちに突き動かされて方向性なしに行動することは、成立に近づく確率を下げます。気持ちを持ちながら、方向性を確認してから動くことが、気持ちを成立に向けた取り組みに変える構造です。
気持ちを持ちながら何もしない状態の問題
「男の娘になりたい」という気持ちを持ちながら、何もできないまま時間が経つ状態が続く方がいます。準備が整っていない。自信がない。何から始めればいいか分からない。こうした理由から、気持ちはあるが動けない状態が続きます。
気持ちを持ちながら何もしない状態が長く続くと、「気持ちがあっても何もできない自分」という認識が固まります。この認識が、行動へのハードルをさらに上げます。長く動けなかった事実が、「自分には無理なのかもしれない」という根拠になっていきます。気持ちがあるのに動けないという矛盾した状態が長く続くほど、その状態から抜け出すことが難しくなります。
動けない状態を変えるためには、動けない理由が何かを把握することが先に必要です。準備が整っていないことが理由なら、何が準備として必要かを明確にすることが次の作業です。自信がないことが理由なら、自信がない部分が何かを特定することが必要です。何から始めればいいか分からないことが理由なら、取り組みやすい部分から始める選択ができます。気持ちを持ちながら動けない状態の理由を把握することが、状態を変える出発点です。
気持ちを取り組みの方向性に変える
「男の娘になりたい」という気持ちを、成立に向けた取り組みの方向性に変えるためには、気持ちを出発点として活用することが必要です。気持ちは取り組みを続けるためのエネルギーです。ただし、気持ちだけでは成立しません。気持ちを方向性に変えることが必要です。
方向性を持つためには、成立の定義と現状の把握が必要です。何をもって成立と言えるのかを明確にすること。現状がどの段階にあるかを把握すること。この二つが揃うことで、気持ちが取り組みの方向性に変わります。気持ちが強いほど、方向性を持った取り組みに変える効果が大きくなります。
気持ちをどう扱うかに正解はありません。ただし、気持ちを抑えることでも、衝動的に行動することでも、何もしないことでもなく、方向性を持った取り組みに変えることが、成立に向かう構造を作ります。気持ちを持ちながら方向性を確認することが、気持ちを活かす扱い方です。
男の娘になりたいという気持ちを成立に向けた取り組みに変えるための定義と条件について詳しく知りたい方は、男の娘とは何か、気持ちを取り組みに変えるための成立の定義をご覧ください。
「男の娘になりたい」という気持ちは取り組みの出発点です。その気持ちをどう扱うかが、成立に向かうかどうかを決めます。


