
声優オーディションで自己PRをしている最中
途中で止められた
時間を残して終わってしまった
こうした経験や不安を持っている方は少なくありません。
自己PRが途中で終わると
何か失敗したのではないか
声が悪かったのではないか
と考えてしまいがちです。
ですが講師として多くのオーディション対策に関わってきた立場から言うと
自己PRが途中で止められる理由は
技術不足とは限りません。
まず知っておいてほしい前提があります。
声優オーディションは
一人ひとりをじっくり評価する場ではありません。
特にドラフトオーディションや合同オーディションでは
短時間で大量の参加者を見ています。
そのため
審査員や事務所側は
話を最後まで聞く前に
ある程度の判断を下すことが多いです。
自己PRが途中で止められる一番の理由。
それは
この先を聞く必要がないと判断されたから
です。
厳しい表現に聞こえるかもしれませんが
これは現場のリアルです。
自己PRの冒頭で
どんな声なのか
どんな方向性なのか
どんな素材なのか
が伝わらない場合
それ以上聞いても判断材料が増えないと判断されます。
よくある勘違いが
時間いっぱい話さないといけない
という考えです。
実際には
短くても印象に残る自己PRは
最後まで聞かれます。
逆に
長く話していても
方向性が見えない自己PRは
途中で止められやすい。
これは話の長さの問題ではありません。
途中で止められやすい自己PRの特徴として
以下のような傾向があります。
やりたいことをすべて詰め込んでいる
声優になりたい動機だけで終わっている
上手く話そうとしすぎて声が固くなっている
原稿を読むような話し方になっている
これらに共通しているのは
素材が見えない
という点です。
事務所や審査員が自己PRで見ているのは
完成度ではありません。
この人を預かったら
仕事につながる可能性があるか
将来的にメリットがあるか
お金になる声優かどうか
この視点で見られています。
だからこそ
上手く話すことよりも
どんな声を持っているのか
どんな方向に伸びそうか
現場で扱いやすい人間性か
こうした要素が重要になります。
自己PRが途中で止められたからといって
声優として向いていない
というわけではありません。
多くの場合
自己PRの組み立て方
伝え方
視点がズレているだけです。
これは
一人で悩んでいても
なかなか気づけません。
自己PRは
正解を言う場ではありません。
この人と仕事ができそうか
もう少し見てみたいか
そう思ってもらえるかどうか
それがすべてです。
最後に。
もし今
自己PRが途中で止められた経験がある
評価されない理由が分からない
オーディションが怖くなっている
そう感じているなら
一度立ち止まって整理してみてください。
才能の問題ではなく
視点の問題であることがほとんどです。




