
シアーミュージックを検索した際に出てくる「危ない」というキーワード。
気になりますよね。
元講師が、その実態と入会を迷っている方へのアドバイスを自身の経験に基づいて赤裸々に綴ります。
わたしはかつて厳しい選考を経てシアーミュージックの講師となりましたが、半年で辞職。
その理由も含め、「レッスンを受ける側からは絶対に見えない内情」を簡潔にまとめてみました。
・レッスン料のコストパフォーマンスが悪すぎる
マンツーマンであっても他の個人経営の教室や、レッスン時間が長い大手教室と比較して明らかにコスパが悪いと感じます。
理由については後述の「レッスン時間の短さ」や「講師の質」でお話しします。
・1コマ45分という短すぎるレッスン時間
シアーミュージックのマンツーマンレッスンは1回45分に設定されています。
これは一般的な音楽教室の60分レッスンと比較して15分も短く、レッスンの質に直結します。
45分では「ウォーミングアップ」→「課題の確認」→「新しい課題の導入と説明」で時間切れとなり、深い内容まで踏み込めません。
講師側も最低限必要な練習量を確保できず、生徒側も多くの回数をこなす必要から通う手間や移動時間のコストが増えるという双方にデメリットしかないのです。
・「講師を好きに変えられるシステム」の大きな落とし穴
毎回講師を自由に選べるシステムは一見魅力的ですが、裏を返せば「指導の一貫性が欠如する」という最大の欠点があります。
音楽やボイトレに教科書は存在せず、指導方針を講師間で完全に共有するのは困難です。
毎回講師を変える生徒は苦手な部分や進捗状況が正確に共有されず、指導内容や練習方法がバラバラになりがちです。
講師側も長期的なレッスン計画が立てられず場当たり的なレッスンになりやすいです。
このシステムは売りである「マンツーマンレッスン」のメリットを根本から失わせ、さらに生徒が「どの教えが正しいのか分からず迷子になる」リスクをはらんでいます。
・講師の業務委託料(給料)が安すぎる
シアーミュージックの講師は時給制の業務委託であり、1コマごとに給与が支払われます。
この業務委託料が安いため講師のモチベーションや定着率が著しく低い原因となっています。
講師の不満は指導する側のモチベーションとして、結果的にレッスンを受ける側にも影響します。
・体験レッスン入会という名の「冷やかし」しか来ない客質の悪さ
無料の体験レッスンを「お試し」ではなく「無料サービス」と捉える顧客層が多く集まります。
他の大手スクールが入会意思の希薄な「冷やかし」客を事前のヒアリングで弾いているのに対し、シアーミュージックは一切対策を施していません。
結果として体験レッスンから実際に入会するのはごく少数です。
これは「講師の労働力だけが消費される」ことに繋がります。
・体験レッスンはタダ働きなので講師側もメリットが無い=やる気が無い
体験レッスンでの講師への支払いは完全に「成功報酬型」です。つまり、入会に繋がらなければタダ働きとなります。
上記の客質の問題と合わさることで「どうせ入会しないだろう」というネガティブな意識が講師側に生まれ、体験レッスンの質が低下したり熱意が欠けたりする原因になります。
この悪循環は真剣に入会意欲のある生徒までも「講師はやる気がない」と感じさせてしまい、信頼と収益の損失に繋がります。
・反面教師って大切ですよね
上記は全てわたしが実際に経験した事実です。
シアーミュージックへの入会を検討されている方へのご参考になれば幸いです。
実はわたしが「演技ボイトレ教室 - メイクリ」を立ち上げたのも、この時の経験がきっかけだったりします。
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