声優学校の学費を時間単価で計算する方法|集団授業の実質指導料は高すぎる

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この記事は、現役声優の実体験と声優志望者の相談傾向をもとに作成しています。

声優学校の料金表には入学金や授業料の総額が載っています。二年間で多くの授業を受けられると聞けば、一回あたりはそれほど高くないように感じるでしょう。

しかし総授業時間には、自分が声を出していない時間も含まれます。講師の説明やほかの生徒の順番や休憩まで足せば、学校へいた時間は簡単に大きくなります。

声優の技能を直すために知りたいのは、校舎へ何時間いたかではありません。自分の声を講師が聞き、欠点を示して読み直させた時間です。

学費を総授業時間だけで割ると安く見えます。自分へ返った指導時間で割ると、同じ料金の顔が変わります。

声優学校の時間単価は一つではありません。席へ座った時間と声を出した時間と個別の助言を受けた時間を分けて計算する必要があります。

学費総額だけでは教育の密度を比べられません

二年間で数百万円という金額は大きく見えます。しかし学校側から授業回数を示されると、多くの授業をまとめて買う価格だから仕方ないと思いやすくなります。

この見方には一つの穴があります。百回の授業があっても、毎回ほとんど順番が回らないなら本人へ返る指導は薄いままだからです。

料金表から分かること料金表だけでは分からないこと
卒業までの納付額自分が声を出す総時間
授業回数個人へ返る助言の時間
一回の授業時間指摘後に試し直せる回数
学校全体の科目数自分の弱点を追う科目

授業数が多いことには価値があります。さまざまな分野を試し、仲間の演技を見る経験も得られます。

ただし職業訓練の価格を測るなら、経験の量と個別の手直しを同じ箱へ入れてはいけません。学費を何へ払うのかを分ける必要があります。

声優学校には三つの時間単価があります

声優学校の費用を計算するときは、少なくとも三つの単価を出してください。一つだけでは学校生活と職業訓練が混ざります。

  • 在席時間の単価:教室や校舎へいた全時間で学費を割ります。
  • 実演時間の単価:自分が声を出した時間だけで学費を割ります。
  • 個別助言の単価:自分へ向けた指摘と読み直しの時間で学費を割ります。

在席時間の単価は、学校生活全体へ払う価格を見る数字です。校舎や仲間や授業の見学まで欲しい人には意味があります。

実演時間の単価は、自分が台本を読み体を動かした量を測ります。個別助言の単価は、講師の耳と判断が自分へ向いた時間を測ります。

声を仕事へ近づける目的なら、最も見るべき数字は個別助言の単価です。

三つの差が大きいほど、学校へいた時間の多くが本人以外へ使われています。その差へ納得できるかが学校選びの分かれ目です。

在席時間の単価を最初に計算してください

在席時間の単価は簡単に出せます。卒業までの必須納付額を、実際に受ける授業の合計時間で割ります。

必須納付額 ÷ 合計授業時間 = 在席一時間あたりの料金

合計授業時間は案内書の予定だけで出さないでください。長期休暇や休講や式典を除き、自分が受ける学科の授業だけを足します。

たとえば必須納付額を240万円とします。二年間で160コマあり、一コマが90分なら合計は240時間です。

240万円 ÷ 240時間 = 在席一時間あたり1万円

これは仮の条件による計算です。特定の学校の料金を示す数字ではありません。

一時間一万円が高いかどうかは、授業に含まれる物で変わります。設備や学校生活にも価値を感じるなら、その分まで含めて判断できます。

ただしこの一万円を個人指導の単価だと思ってはいけません。教室へいた時間の価格であり、自分だけを見てもらった価格ではないからです。

集団授業は人数で割ると自分の持ち時間が見えます

順番に台本を読む授業では、一コマの時間を受講者で分け合います。説明や休憩もあるため単純な均等割りより短くなることがあります。

先ほどと同じ仮の授業で、一クラスを12人とします。一コマ90分を単純に人数で割れば、一人分は7.5分です。

90分 ÷ 12人 = 一人あたり7.5分

二年間で160コマすべて同じ条件なら、自分の持ち時間は合計1200分です。時間へ直すと20時間になります。

7.5分 × 160回 = 1200分(20時間)

必須納付額240万円を20時間で割ると、実演一時間あたり12万円です。

240万円 ÷ 20時間 = 実演一時間あたり12万円

この数字も説明用の仮定です。実際のクラス人数や授業回数を入れなければ、検討校の単価にはなりません。

単純な割り算には限界もあります。全員で行う発声やダンスでは、同時に実演できるため人数で割る必要はありません。

反対に一人ずつ台本を読み講評を受ける授業なら、人数の影響は強く出ます。科目ごとに授業形式を見て計算してください。

実演時間と個別助言の時間は同じではありません

自分が七分間読めたとしても、七分間すべて講師から助言を受けたわけではありません。台本を読む時間と準備する時間も含まれます。

仕事へ役立つのは読む経験だけではありません。どこが悪いかを示され、同じ箇所を変えて試す往復です。

個別助言の時間を計るときは次の部分だけを記録してください。

  • 講師が自分の音について話した時間
  • 本人へ変更点を確かめた時間
  • 指摘後に同じ箇所を読み直した時間
  • 前回の課題を確認した時間
  • 録音を一緒に聞き比べた時間

講師の一般論や業界の話は除きます。ほかの生徒へ向けた助言も自分専用の時間には入れません。

実演できた時間が長くても、欠点を直す往復がなければ練習を披露しただけで終わります。

個別助言の単価を出すなら、実測した合計時間で学費を割ります。学校が公表しない数字なので、体験授業や在校生の記録が必要です。

他人の演技を見る時間は無価値ではありません

集団授業への批判に対して、ほかの生徒への指摘からも学べるという説明があります。この説明には正しい部分があります。

自分と同じ失敗をした人への助言を聞けば、順番が来る前に直せます。良い演技と悪い演技を比べることで耳も育ちます。

しかし見学時間へ個人指導と同じ価格を付けることはできません。本人の課題と結び付かない指摘も多く、初心者には何を持ち帰るか判断できないからです。

見学が学びへ変わる授業待ち時間になりやすい授業
観察する課題を先に示す何を見ればよいか示さない
他人への指摘を全員で試す指摘された本人だけが読む
最後に気づきを確認する順番が終われば授業も終わる
自分の課題との共通点を示す台本も役柄も違うまま進む

学校側が見学も教育だと説明するなら、見学から何を学ばせるかを示す必要があります。ただ座って見る時間を教育と呼ぶだけでは足りません。

見学へ価値を感じる人は、その時間も在席時間として買えます。個別の手直しだけを求める人は、同じ時間へ高い価値を付けないでしょう。

クラスの最大人数ではなく通常人数を聞いてください

学校案内では少人数制と書かれていても、何人までを少人数と呼ぶかは分かりません。授業によって受講者数が違うこともあります。

一クラスの最大人数だけを聞くと、特別な少人数授業の数字を示される可能性があります。自分が入る学科の通常人数と、直近の授業で何人いたかを確認してください。

  • 自分の学科の定員は何人か。
  • 通常授業は平均で何人か。
  • 一番多い授業は何人か。
  • 欠席者がいても講評時間は増えるか。
  • 合同授業になる科目はあるか。
  • 定員を超えて追加されることはないか。

人数が一人増えるたびに、順番制の授業では本人の持ち時間が減ります。10人と20人では単純計算で一人分が半分になります。

少人数という言葉より実数を見てください。学校が人数を答えられないなら、時間単価も計算できません。

一コマの長さだけを見ても自分の時間は分かりません

二時間授業と聞けば、十分に長いように感じます。しかし導入説明や準備や片付けを含めると、実演へ使える時間は短くなります。

遅刻者への説明や機材の不調があれば、予定どおり進まないこともあります。授業の最後に学校からのお知らせが入る日もあるでしょう。

計算へ使うのは時間割に書かれた長さだけではありません。通常の授業で実演へ使われる時間を確認してください。

時間割の中身計算上の扱い
講師の共通説明在席時間へ入れる
自分の実演実演時間へ入れる
自分への指摘個別助言へ入れる
ほかの生徒の順番見学時間へ入れる
休憩と準備在席時間だけへ入れる

一コマ120分という数字だけを見せられても、本人へ返る時間は読めません。授業内の配分が必要です。

授業回数は予定ではなく受講できる回数で数えてください

年間の予定表には多くの授業が並びます。しかし祝日や長期休暇や学校行事によって通常授業が減ることがあります。

休講時に振替があるかも学校ごとに違います。欠席した授業を別日に受けられなければ、本人が受け取る時間は減ります。

  • 年間の通常授業は最低何回か。
  • 学校行事を授業一回として数えるか。
  • 休講時に振替があるか。
  • 講師変更で内容が変わるか。
  • 欠席時に録画や補講があるか。
  • 進級前後の空白期間はどれほどか。

契約前には予定回数を使えます。通学中は実際に受けた回数へ置き換えて再計算してください。

予定より授業が少なくなれば、同じ学費でも一時間あたりの料金は上がります。欠席が多い人も自分にとっての単価が上がります。

声と直接関係しない科目をどう数えるか決めてください

全日制の学校には声の授業以外も含まれます。ダンスや歌や業界研究や就職関連の授業へ価値を感じる人もいます。

自分の目的が声の仕事だけなら、すべてを同じ訓練時間として数えると数字が甘くなります。声を直す時間と学校生活へ使う時間を分けるべきです。

計算方法は二つあります。

  • 学校全体の単価:全科目を合計し、学校生活一時間の価格を出します。
  • 声の指導単価:発声や台本や収録など、自分の目的へ直結する科目だけで割ります。

両方を出せば判断しやすくなります。学校全体では納得できても、声の個別助言だけを見ると高いことがあります。

ダンスや歌を不要と決めつける必要はありません。本人が欲しいなら正当な商品です。

ただし欲しくない科目まで声優になる必須費用として数えないでください。何を買うかを本人が決める必要があります。

有名講師の授業ほど時間単価を冷静に見てください

有名声優や音響関係者の特別授業は、通常授業より価値が高く見えます。現場の経験を聞ける機会には意味があります。

しかし大人数の講演なら、自分へ向いた指導時間はゼロのこともあります。質疑応答で一度質問できても、声を聞いてもらったとは限りません。

有名講師の価値を計算するなら、知名度ではなく接点を分けてください。

  • 話を聞いた時間
  • 自分の音を聞かれた時間
  • 個人の課題を返された時間
  • 指摘後に試し直した時間
  • 通常講師へ課題が渡ったか

講演を買いたい人には価値があります。個別の技能改善を買いたい人は、登壇者の名前だけで高い単価を受け入れてはいけません。

体験授業では時計を使って四つの時間を測ってください

体験授業は学校の雰囲気を見る場として使われます。しかし雰囲気だけを覚えて帰ると、時間単価の材料が残りません。

録音や撮影は学校の許可が必要です。許可なく記録せず、手元の時計とメモで時間の配分を確認してください。

  1. 共通説明の時間を測ります。
  2. 自分が声を出した時間を測ります。
  3. 自分へ助言が返った時間を測ります。
  4. 指摘後に読み直した回数を数えます。

体験授業は入学後より少人数で行われることがあります。参加人数と通常授業の人数が同じかも聞いてください。

その日だけ長く見てもらえたとしても、通常授業へ同じ条件が続かなければ計算には使えません。体験用の厚い対応と日常の配分を分ける必要があります。

在校生は一か月だけ時間の記録を残してください

すでに通っている人は、過去二年間を思い出して計算する必要はありません。一か月だけ授業時間を記録すれば傾向が見えます。

記録する項目は多くありません。

日付在席自分の実演個別助言読み直し回数
授業一回目
授業二回目
授業三回目
授業四回目

一か月分の平均を年間回数へ掛ければ、卒業までの見込みを出せます。実際の人数や科目が変わるため、完全な予測ではありません。

それでも「たくさん授業を受けている」という感覚を数字へ変えられます。講師から自分へ返った時間が想像より短ければ、授業の使い方を変える材料になります。

大手の声優学校へ通った経験でも待ち時間の重さが残りました

メイクリ運営者は大手の声優学校へ通った経験があります。教室へ長くいても、自分の番が少なければ個人の課題は深く追えませんでした。

ほかの生徒への指摘から学べる場面はあります。しかし本人へ向けた助言と読み直しがなければ、自分の悪癖が直ったかは確認できません。

授業が終わると一日学んだ満足は残ります。録音を聞き返すと同じ欠点が残り、在席時間と改善時間が別だと分かりました。

この経験からも、時間割の長さより一回の授業で何度やり直せたかが大切だと判断できます。学校へいた時間を努力の証明へせず、自分の音が変わった時間を記録してください。

時間単価が高くても納得できる授業はあります

時間単価が高いだけで悪い学校とは決まりません。本人へ必要な課題を短い時間で見抜き、その後の自主練習を変えられる授業には価値があります。

一回の助言で長年の悪癖の原因が分かれば、短時間でも大きな効果が残ります。逆に安い授業を何年受けても原因が分からなければ、合計費用は増えます。

高い単価へ納得しやすい条件

  • 毎回個人の課題を確認する。
  • 指摘が具体的である。
  • その場で複数回やり直せる。
  • 録音を持ち帰れる。
  • 次回に前の課題を確認する。
  • 一人で行う練習方法が残る。

単価は教育の質を決める唯一の数字ではありません。質を確かめるために、時間と変化を一緒に見る必要があります。

安く見えても高くつく授業の条件

在席一時間の単価が安くても、本人へ返る物が少なければ費用対効果は悪くなります。大人数で長く座る授業はこの錯覚を作りやすくなります。

実質単価が上がりやすい条件

  • クラス人数を教えない。
  • 順番が毎回は来ない。
  • 講評後に読み直せない。
  • 欠席や休講の振替がない。
  • 一般論が授業の大半を占める。
  • 特別授業を通常授業の回数へ含める。
  • 自分の課題を記録しない。

この条件では校舎へいる時間は増えます。個人の声へ向く時間だけが増えません。

学校の総額が相場内でも安心しないでください。自分へ返る時間が少なければ、実質的な一時間は高額になります。

学校へ時間配分を質問すると返事の質が分かります

契約前には時間単価を直接聞く必要はありません。計算に必要な数字を学校へ確認すれば自分で出せます。

  • 一クラスの通常人数は何人ですか。
  • 一回の授業で全員が実演できますか。
  • 一人あたり何分ほど声を出しますか。
  • 講評後に同じ箇所を読み直せますか。
  • 年間の最低授業回数は何回ですか。
  • 休講時には振替がありますか。
  • 個人の課題を記録しますか。
  • 録音を本人が持ち帰れますか。

担当者が人数や回数で答えるなら比較できます。「授業によります」「本人の積極性次第です」だけなら最低条件が見えません。

積極的な人へ多く順番を与える授業もあります。その場合は全員が同じ学費を払っても受け取る時間が変わります。

発言できる人だけが得をするなら、未経験者を育てる学校として誰が順番を管理するのかを聞いてください。

時間単価の計算で学校生活の価値まで否定しないでください

声優学校には仲間や行事や校舎など、個別指導以外の商品があります。それらを欲しい人へ実演時間だけの単価を押し付ける必要はありません。

学校生活を買う人は在席時間の単価で判断できます。職業訓練だけを買う人は個別助言の単価を強く見るべきです。

二つの目的を混ぜると会話がずれます。学校側は幅広い経験を説明し、本人は自分の声が直らないと不満を持つからです。

時間単価は学校の価値を一つへ決める数字ではありません。自分が欲しい商品へ料金が返っているかを見る数字です。

楽しい二年間へ料金を払う選択はできます。声の技能へ払ったつもりなら、見学と行事を個人指導へ数えないでください。

学費を払う前に自分の時間単価表を作ってください

検討校が複数あるなら同じ条件で並べます。学校が使う費目名ではなく、本人へ返る時間で比べてください。

比較項目学校A学校B学校C
卒業までの必須納付額
合計授業時間
通常のクラス人数
推定実演時間
個別助言の見込み
指摘後の読み直し

個別助言の見込みを学校が示せないなら空欄にします。分からない数字を好意的な想像で埋めてはいけません。

空欄が多い学校は安いか高いかも判断できません。料金だけ確定し、本人へ返る時間だけが未定だからです。

声優学校の本当の時間単価は自分への指導で決まります

声優学校の学費を総授業時間で割れば、見かけの時間単価は低くできます。長い時間割や多くの科目を足すほど一時間は安く見えます。

しかしその時間には他人の順番や共通説明や学校行事も含まれます。声の仕事へ必要な個別の手直しとは別の商品です。

在席時間と実演時間と個別助言を分けてください。三つを出せば、学校生活へ払う料金と自分の技能へ払う料金が見えます。

一コマの長さではなく自分の持ち時間を見ます。講師の知名度ではなく自分へ返った指摘を見ます。授業回数ではなく読み直せた回数を見ます。

声優学校の時間単価が高いかどうかは、他人の授業を含む総時間では判定できません。あなたの声へ向いた時間を記録し、その時間で学費を割って初めて答えが出ます。

高い単価でも弱点が変わり、卒業後に一人で練習できるなら価値は残ります。安く見えても待ち時間ばかりなら、学費は技術より教室の席へ消えています。

声優専門学校の学費が高額でも売れる理由は声優専門学校の学費はなぜ高額なのか|「高いほど安心」という心理を売る商売ページで詳しく解説しています。

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