オンライン特化型の声優スクール・メイクリでは、 声優を目指したい人から「集団レッスンとマンツーマンレッスンの違いがよく分からない」という相談を受けることがあります。
集団でもマンツーマンでも、 同じ時間レッスンを受けているなら差はないのではないか。 集団の方が仲間がいて刺激になるのではないか。 マンツーマンの方が良いとは聞くが、具体的に何が違うのか分からない。
こうした状態で選択が進まないケースがあります。
集団レッスンとマンツーマンレッスンの時間効率の差は、 具体的な数字として確認することができます。 この差を把握することで、 選択肢の違いが明確になります。
このページでは、 声優スクールで集団とマンツーマンの時間効率がここまで違う理由を整理します。
時間効率の差を数字で確認する
集団レッスンとマンツーマンレッスンの時間効率の差を、 具体的な数字で確認します。
集団レッスン(10人クラス・2時間)の場合、 一人あたりの指導時間は2時間 ÷ 10人 = 12分です。
2時間のレッスンに参加しても、 自分が指導を受けている時間は12分です。
残りの108分は、 他の受講者のレッスンを見学しています。
マンツーマンレッスン(50分)の場合、 50分のすべてが自分への指導時間です。
集団レッスンの2時間とマンツーマンの50分を比べると、 集団レッスンの実質指導時間は12分、 マンツーマンの実質指導時間は50分です。
滞在時間は集団レッスンの方が長いにもかかわらず、 実質指導時間はマンツーマンの方が約4倍多くなります。
月単位で積み重なる差
集団レッスンとマンツーマンレッスンの時間効率の差を、 月単位で確認します。
月4回レッスンを受ける場合、
集団レッスン(12分 × 4回) 月の実質指導時間:48分
マンツーマンレッスン(50分 × 4回) 月の実質指導時間:200分(約3.3時間)
月単位で比べると、 集団レッスンの実質指導時間は48分、 マンツーマンは200分です。
同じ月4回という回数で、 実質指導時間は約4倍の差になります。
この差が月ごとに積み重なります。
集団レッスンで1年間通うと、 月48分 × 12か月 = 576分 = 約9.6時間。
マンツーマンで1年間通うと、 月200分 × 12か月 = 2,400分 = 約40時間。
1年間で約30時間以上の差が積み重なります。
時間効率の差がなぜここまで大きくなるのか
集団レッスンとマンツーマンレッスンで時間効率がここまで違う理由は、 形式の設計の違いから来ています。
集団レッスンは、 複数人が同じ時間に同じ場所でレッスンを受ける形式です。
この形式では、 レッスン時間を参加者全員で分け合うことになります。
参加人数が増えるほど、 一人あたりの指導時間が減ります。
マンツーマンは、 一人のために設定されたレッスン時間です。
この形式では、 レッスン時間のすべてが一人のために使われます。
参加人数が1人である限り、 指導時間は減りません。
この設計の違いが、 時間効率の大きな差として現れます。
見学時間の積み重なりという問題
集団レッスンで時間効率が低くなる理由として、 見学時間の積み重なりという問題があります。
集団レッスンで自分の番でない時間は、 他の受講者のレッスンを見学しています。
見学することで参考になることはあります。 ですが自分が実際に声を出してフィードバックを受けることと、 見学することでは、 技術形成に対する効果が異なります。
1年間の集団レッスンで見学している時間の合計を計算します。
1回のレッスン2時間のうち見学時間は108分。 月4回で月432分の見学時間。 1年間で5,184分 = 約86時間の見学時間。
1年間で約86時間を見学に使っている計算になります。
この時間が実質指導時間として使われた場合、 技術形成に向けられる時間の量は大きく変わります。
時間効率の差がコスパの差につながる
集団レッスンとマンツーマンレッスンの時間効率の差は、 コスパの差につながります。
集団レッスン(声優学校:2年間220万円) 実質指導時間:約19.2時間 時間単価:約114,000円
マンツーマンレッスン(月3万円・月4回50分) 1年間の実質指導時間:約40時間 時間単価:約9,000円
同じ220万円をマンツーマンに使った場合、 時間単価9,000円として約244時間の指導を受けられる計算になります。
集団レッスンの19.2時間と、 マンツーマンで受けられる244時間の差は、 同じ費用でも形式の違いによって生まれます。
時間効率の差が、 費用対効果の差として現れます。
時間効率の差を把握した上で形式を選ぶ
ここまで見てきた内容に共通しているのは、 集団レッスンとマンツーマンレッスンの時間効率の差が、 形式の設計の違いから生まれるという点です。
集団レッスンとマンツーマンの時間効率の差を数字で確認できる。 月単位で積み重なると差が大きくなる。 形式の設計の違いが時間効率の差を生む。 見学時間の積み重なりという問題がある。 時間効率の差がコスパの差につながる。
時間効率という観点を持つことで、 月謝の金額や在籍期間だけでは見えなかった、 形式の違いが持つ意味が確認できます。
集団レッスンとマンツーマンレッスンの構造的な違いの全体像については、 集団レッスンよりマンツーマンが声優に向いている構造的な理由で扱っています。

