オンライン特化型の声優スクール・メイクリでは、 声優を目指したい人から「月謝が同じくらいのスクールが複数あって、どこを選べばいいか分からない」という相談を受けることがあります。
A校もB校も月謝は同じくらい。 月謝が同じなら内容や雰囲気で選べばいいのか。 月謝が同じなら費用対効果も同じはずだ。
こうした前提で選択が進んでいるケースがあります。
月謝が同じでも、 実質コストが大きく異なる構造的な理由があります。 この理由を把握しないまま選択すると、 月謝だけでは見えなかった差を入学後に実感することになります。
このページでは、 声優スクールの月謝が同じでも実質コストが大きく異なる理由を整理します。
実質コストとは何か
声優スクールの月謝が同じでも実質コストが異なる理由を理解するために、 まず実質コストという概念を確認します。
実質コストとは、 受け取る指導の1時間あたりにかかる費用のことです。
月謝は、 1か月間スクールに在籍するための費用です。
月謝が同じでも、 受け取る実質指導時間が異なれば、 実質コストは異なります。
月謝3万円で月3.3時間の指導を受ける場合の実質コスト:約9,000円 月謝3万円で月0.8時間の指導を受ける場合の実質コスト:約37,500円
同じ月謝3万円でも、 受け取る指導の量によって実質コストが約4倍異なります。
月謝ではなく実質コストで比較することが、 費用対効果を正確に把握するための手順です。
クラスの人数が実質コストを変える
声優スクールの月謝が同じでも実質コストが大きく異なる最初の理由は、 クラスの人数が実質コストを変えるという点です。
月謝が同じ二つのスクールを比較します。
A校:月謝30,000円・10人クラス・2時間レッスン・月4回 一人あたりの指導時間:12分 月の実質指導時間:48分 実質コスト:30,000円 ÷ 0.8時間 = 約37,500円
B校:月謝30,000円・5人クラス・2時間レッスン・月4回 一人あたりの指導時間:24分 月の実質指導時間:96分 実質コスト:30,000円 ÷ 1.6時間 = 約18,750円
月謝は同じ3万円ですが、 クラスの人数が半分になると実質コストも半分になります。
月謝という金額は同じでも、 クラスの人数という条件によって実質コストが大きく異なります。
レッスン時間の長さが実質コストを変える
声優スクールの月謝が同じでも実質コストが異なる理由として、 レッスン時間の長さが実質コストを変えるという点があります。
月謝が同じ二つのスクールを比較します。
A校:月謝30,000円・10人クラス・1時間レッスン・月4回 一人あたりの指導時間:6分 月の実質指導時間:24分 実質コスト:30,000円 ÷ 0.4時間 = 約75,000円
B校:月謝30,000円・10人クラス・3時間レッスン・月4回 一人あたりの指導時間:18分 月の実質指導時間:72分 実質コスト:30,000円 ÷ 1.2時間 = 約25,000円
月謝は同じ3万円ですが、 レッスン時間が3倍になると実質コストは3分の1になります。
月謝という金額は同じでも、 レッスン時間という条件によって実質コストが大きく異なります。
月のレッスン回数が実質コストを変える
声優スクールの月謝が同じでも実質コストが異なる理由として、 月のレッスン回数が実質コストを変えるという点があります。
月謝が同じ二つのスクールを比較します。
A校:月謝30,000円・10人クラス・2時間レッスン・月2回 一人あたりの指導時間:12分 月の実質指導時間:24分 実質コスト:30,000円 ÷ 0.4時間 = 約75,000円
B校:月謝30,000円・10人クラス・2時間レッスン・月4回 一人あたりの指導時間:12分 月の実質指導時間:48分 実質コスト:30,000円 ÷ 0.8時間 = 約37,500円
月謝は同じ3万円ですが、 月のレッスン回数が2倍になると実質コストは半分になります。
月謝という金額は同じでも、 月のレッスン回数という条件によって実質コストが大きく異なります。
三つの条件が組み合わさると差がさらに大きくなる
クラスの人数、レッスン時間の長さ、月のレッスン回数という三つの条件が組み合わさると、 実質コストの差はさらに大きくなります。
月謝が同じ二つのスクールで、 三つの条件がすべて異なる場合を比較します。
A校:月謝30,000円・15人クラス・1時間・月2回 一人あたりの指導時間:4分 月の実質指導時間:8分 実質コスト:30,000円 ÷ 0.13時間 = 約225,000円
B校:月謝30,000円・5人クラス・3時間・月4回 一人あたりの指導時間:36分 月の実質指導時間:144分 実質コスト:30,000円 ÷ 2.4時間 = 約12,500円
月謝は同じ3万円ですが、 三つの条件の組み合わせによって実質コストは約18倍の差になります。
月謝だけを見ていると、 この差は見えません。
月謝に加えて三つの条件を確認することが必要
ここまで見てきた内容に共通しているのは、 声優スクールの月謝が同じでも実質コストが大きく異なる理由が、 クラスの人数、レッスン時間の長さ、月のレッスン回数という三つの条件の差から来ているという点です。
実質コストとは受け取る指導の1時間あたりにかかる費用のこと。 クラスの人数が実質コストを変える。 レッスン時間の長さが実質コストを変える。 月のレッスン回数が実質コストを変える。 三つの条件が組み合わさると差がさらに大きくなる。
月謝が同じスクールを比較するとき、 月謝という数字だけでなく、 クラスの人数、レッスン時間、月のレッスン回数という三つの条件を確認することで、 実質コストの差が確認できます。
声優スクールの実質コストと形式の関係については、 声優スクールの月謝に隠れた実質コストの差を確認する方法で扱っています。

