オンライン特化型の声優スクール・メイクリでは、 仕事をしながら声優を目指しているという人からの問い合わせを受けることがあります。
声優の夢と仕事の両立を目指すこと自体は、 珍しいことではありません。
ただ、両立しようとして失敗するパターンには、 共通した構造があります。
失敗の原因は、 仕事が忙しいことや時間が足りないことではありません。 両立の仕方に問題があることがほとんどです。
失敗パターン①|時間が取れたときにまとめて練習する
声優の夢と仕事を両立しようとして失敗する最初のパターンは、 時間が取れたときにまとめて練習しようとすることです。
平日は仕事が忙しいから、 週末にまとめて練習する。
長期休暇のときに集中して取り組む。
この方法では、 練習の間隔が不規則になり、 修正の積み重ねが途切れます。
声優の練習は、 修正の確認と次の修正が短い間隔でつながることで機能します。
間隔が空くほど、 前回の修正で得た感覚が薄れ、 次のレッスンで同じ修正から始めることになります。
まとめて練習する方法は、 練習の総量は確保できても、 修正の積み重ねにはなりにくい構造です。
失敗パターン②|仕事の疲労が抜けない状態で練習する
声優の夢と仕事を両立しようとして失敗する二つ目のパターンは、 仕事の疲労が抜けない状態で練習を続けることです。
仕事終わりに声優の練習をしようとしても、 疲労が積み重なった状態では声の状態が日常とは異なります。
疲労時の声で修正を受け続けても、 通常のコンディションに戻ったときの声との差が生まれます。
本来修正すべき問題と、 疲労による一時的な変化が混在した状態での練習は、 修正の精度が下がります。
仕事の疲労が抜けない状態での練習を毎回続けることは、 修正の精度が低い状態が積み重なることになります。
失敗パターン③|練習時間の確保を最優先にする
声優の夢と仕事を両立しようとして失敗する三つ目のパターンは、 練習時間の確保を最優先にすることです。
両立しようとするとき、 どうやって練習時間を確保するかという問いを立てる人が多いです。
ただ、練習時間の確保より先に、 確保した時間で何をするかの方が重要です。
練習時間を確保できても、 修正の方向が定まっていない状態で時間を使えば、 量の積み上げにしかなりません。
時間の確保より先に、 限られた時間の中で修正速度を上げられる環境を選ぶことが必要です。
時間をどう確保するかではなく、 確保した時間をどう使うかが両立の成否を分けます。
失敗パターン④|通学型スクールを選ぶ
声優の夢と仕事を両立しようとして失敗する四つ目のパターンは、 通学型のスクールを選ぶことです。
通学型スクールでは、 移動時間が発生します。
スクールが自宅や職場から離れていれば、 レッスン時間だけでなく往復の時間も必要になります。
社会人にとって移動時間は無視できないコストです。
さらに、通学型スクールのレッスン時間が固定されている場合、 残業や急な仕事の予定変更に対応しにくくなります。
欠席が続くと練習の間隔が空き、 修正の積み重ねが途切れます。
仕事との両立を考えるなら、 移動時間がなくスケジュールの柔軟性が高いオンライン形式を選ぶことが、 失敗を避けるための基本的な条件です。
失敗パターン⑤|両立できない状態を続けながら判断を先延ばしにする
声優の夢と仕事を両立しようとして失敗する五つ目のパターンは、 両立できていない状態を続けながら判断を先延ばしにすることです。
仕事が落ち着いたら本格的に取り組もう。 もう少し余裕ができたら環境を変えよう。
こうした先延ばしが続く間に、 20代後半という年齢は確実に上がっていきます。
両立できていない状態に気づいているにもかかわらず、 判断を先延ばしにすることは、 問題を解決しないまま時間コストだけが積み上がることです。
両立できていない原因を特定し、 変えられる条件を変える判断を早めにすることが必要です。
両立に成功する人の共通点
声優の夢と仕事を両立することに成功している人には、 共通した特徴があります。
練習の量より修正の精度を優先していること。 移動時間がなく続けやすいオンライン形式を選んでいること。 数ヶ月単位で手応えを確認しながら継続するかどうかを判断していること。 限られた時間の中で修正速度を最大化できる環境を選んでいること。
これらの条件を満たす環境で動いている人は、 仕事との両立を続けながらも修正が積み重なる状態を維持できています。
両立に成功するかどうかは、 意志の強さや時間管理の上手さではなく、 選ぶ環境の構造によって大きく変わります。
両立を成立させるための環境の条件
声優の夢と仕事を両立させるために必要な環境の条件があります。
・オンラインで完結するため移動時間が発生しないこと ・スケジュールの変動に対応できる柔軟な形式であること ・完全マンツーマンで限られた時間の中での修正精度が高いこと ・数ヶ月単位で手応えを確認して継続するかどうかを判断できること ・費用が仕事との両立を続けられる範囲に収まっていること
この条件を満たす環境であれば、 仕事をしながらでも修正が積み重なる状態を維持できます。
この条件を満たさない環境では、 仕事が忙しくなるたびに練習が途切れ、 両立の状態が崩れやすくなります。
両立の失敗は意志の問題ではなく構造の問題
声優の夢と仕事を両立しようとして失敗する原因は、 意志が弱いことや努力が足りないことではありません。
選んだ環境の構造が、 仕事との両立に適していないことがほとんどです。
構造の問題は、 意志の力では解決できません。
環境を変えることで解決できる問題です。
両立しようとして失敗しているなら、 まず環境の構造を確認することが必要です。
声優の夢と仕事を両立させるための環境選びと判断の構造については、 20代後半から声優を目指す人が仕事と両立するために必要な環境の条件で詳しく扱っています。

