オンライン特化型の声優スクール・メイクリでは、 社会人として働きながら声優を目指しているという人からの問い合わせが一定数あります。
社会人から声優を目指すこと自体は、 珍しいことではありません。
ただ、社会人から声優を目指す人の多くが、 最初の段階でつまずく共通のポイントがあります。
努力不足でも才能不足でもなく、 最初の選択に問題があるケースがほとんどです。
社会人が声優を目指すときに直面する最初の壁
社会人から声優を目指す場合、 最初に直面するのは時間の問題です。
仕事をしながら声優の練習時間を確保することは、 構造的に難しい部分があります。
平日の夜や土日に練習時間を確保しようとしても、 疲労の蓄積、急な残業、プライベートの用事が重なり、 安定した練習時間を維持することが難しくなります。
この問題に対して、 多くの社会人声優志望者が取る対策が、 「まとまった時間が取れるときに集中してやる」というアプローチです。
ですがこのアプローチでは、 練習の間隔が不規則になり、 修正の積み重ねが機能しにくくなります。
時間の確保方法より先に、 限られた時間の中で修正速度を上げられる環境を選ぶことが必要です。
社会人が陥りやすい「とりあえず通う」という選択
社会人から声優を目指す人が最初につまずく理由のひとつが、 「とりあえず声優スクールに通い始める」という選択です。
スクールに通うこと自体は間違いではありません。 ただ、どのスクールを選ぶかによって、 限られた時間の使い方が大きく変わります。
集団レッスン形式のスクールでは、 一人あたりに割ける時間が限られます。
月に数回の集団レッスンに通い続けても、 自分の個別の課題に深く踏み込む時間が確保できない場合、 練習時間の割に修正が進まない状態が続きます。
社会人という限られた時間の中で成長速度を上げるためには、 一回のレッスンで自分の問題に集中できる環境が必要です。
仕事との両立が難しくなる構造的な理由
社会人から声優を目指す場合、 仕事との両立が難しくなる構造的な理由があります。
通学型のスクールを選んだ場合、 移動時間が発生します。
スクールが自宅や職場から離れていれば、 レッスン時間だけでなく往復の時間も必要になります。
社会人にとって移動時間は無視できないコストです。
さらに、通学型スクールのレッスン時間が固定されている場合、 残業や急な仕事の変更に対応しにくくなります。
仕事の都合でレッスンを欠席することが続くと、 練習の間隔が空き、修正の積み重ねが途切れます。
オンライン特化の環境を選ぶことで、 移動時間をなくし、スケジュールの柔軟性を確保することが可能です。
社会人が独学を選ぶことのリスク
仕事との両立が難しいという理由から、 まずは独学で練習しようと考える社会人声優志望者がいます。
独学での練習が機能しにくい理由は、 自分の声を自分で正確に評価することが難しいからです。
録音して聴き返すことはできますが、 何がどうズレているかを判断するための基準がなければ、 聴いた事実だけが積み重なります。
声は自分の内側から聴く音と外から聴こえる音が大きく異なるため、 自分では良くなっていると感じていても、 外から聴いたときに変化が出ていないケースがあります。
独学で時間をかけてから環境を変えようと考えている場合、 間違った方向への練習が習慣化するリスクがあります。
習慣化した癖を後から直すコストは、 最初から正しい環境で始めるコストより高くなります。
費用をかけることと成長することは別の話
社会人から声優を目指す場合、 費用をかけることで安心感を得ようとするケースがあります。
高額な学費を払えば、 それだけの環境が提供されるという前提は、 必ずしも正しくありません。
声優学校の学費は総額200万円前後になるケースが多いですが、 その金額が修正速度や成長速度に比例するわけではありません。
社会人という立場で200万円前後の費用を投入する場合、 その費用に対して何ヶ月でどの程度の成長が見込めるかを、 事前に確認することが必要です。
費用をかけることと、 その費用に見合った成長が返ってくることは、 別の問題として考える必要があります。
社会人に必要な「判断サイクルの短さ」
社会人から声優を目指す場合に特に重要なのが、 判断サイクルの短さです。
数ヶ月の練習で手応えがあるかどうかを確認し、 手応えがあれば継続、なければ方向を変える。
この判断サイクルを持っている人と持っていない人では、 同じ時間を使っても結果が大きく変わります。
社会人という立場では、 仕事・生活・声優の練習を同時に続けることには限界があります。
判断を先延ばしにしながら続けることは、 時間・費用・エネルギーのコストが積み上がり続けることを意味します。
判断サイクルが短い環境を選ぶことが、 社会人から声優を目指す人に最初に必要なことです。
社会人が最初に選ぶべき環境の条件
社会人から声優を目指す場合、 最初に選ぶべき環境の条件があります。
・オンラインで完結するため移動時間が発生しないこと ・スケジュールに柔軟性があること ・完全マンツーマンで個別の課題に集中できること ・数ヶ月単位で手応えを確認できる構造であること
この条件を満たす環境であれば、 社会人という立場でも修正速度を上げながら動くことができます。
この条件を満たさない環境では、 限られた時間の中で成長速度が上がりにくくなります。
社会人から声優を目指す場合の最初の判断は、 どこで練習するかではなく、 どんな構造の環境を選ぶかです。
最初の選択が後の結果を決める
社会人から声優を目指す人が最初につまずく理由は、 環境の選択を軽く見ていることです。
とりあえず始めてみようという姿勢は、 社会人という限られた時間と費用の中では機能しにくいです。
最初の環境選びに時間をかけることは、 遠回りではありません。
判断の根拠を持った上で環境を選ぶことが、 社会人から声優を目指す人が最初につまずかないための前提です。
社会人から声優を目指す人の環境選びについては、 20代後半から声優を目指すときに詰む人と伸びる人を分けるもので詳しく扱っています。

